学生ローンのサービスと概要

自分が学生だったころ、生活が非常に厳しく、家賃も払えない、食費もせっぱ詰る状況が幾度となくあった。
なんとか借りれないかと、消費者金融も数件あたってみたが、審査が通る事はなかった。
途方にくれて高田馬場の街を茫然と歩いていると、「学生ローン」という看板を目にした。
これまでは学生という身分が審査の妨げとなっていたので、「学生ローン」の看板には期待が大きく膨らんだのを今でも覚えている。

早速店内に入ると、はじめての申し込みだと告げ、申込書を記入した。
記入が終えると審査に入り、ものの数十秒という時間で審査が通った。
あっという間の出来事だった。
今まで散々断られ続けた苦労はなんだったのかと思うほどだ。

学生ローンとは何なのか?
聞きなれない人たちのために、学生ローンについて詳しく説明したい。
まずはじ概要を説明したい。
学生ローンとはその名が示すように、学生を専門としたローン会社である。
以前は学生証1枚で借りられたものだが、最近では本人確認法が厳しくなり、別途免許証か保険証が必要となる。
これらがない場合、審査は通りにくいが、住民票などで代替えとなる事もある。
ただし、与信枠の減額は避けられないところだが。

学生ローンの利点は、学生だとなかなか審査が通りにくいところ、学生ローンでは逆に武器となるところだ。
むしろ学生でなければ借りられないのだから、これまでのジレンマというかコンプレックスが、まるでウソのように爽快な気分にさせてくれるところが心地良い。
金利など借り入れ条件が大手と比べて不利はないのか?という疑問もあるかもしれないが、その点は心配無用だ。
金利は大手と比べて安い事はあっても高いという事はない。

返済方法については、大手よりも学生に配慮したものとなっている。
それが「元金自由返済」という方式だ。
これは1ヶ月に一度、最低利息以上を返済すれば、あとは自由に金額を決められる返済方法だ。
収入源がアルバイトしかない学生にとって、とても便利な返済方式である。

あとはATMや自動引き落とし、インターネットによる残高照会等、大手にはかなわない部分もあるが、学生ローンは銀行振込で返済も借り入れもできるので、あまり不便は感じなかった。
電話で残高も教えてもらえるし、日中電話が無理ならメールでも対応してくれる。
メールなら夜中でもできるし、そうそう不便を感じる事はなかった。

あと心配なのは、家族などに知られる事はないか?という点だろう。
これについても心配ない。
学生ローンは相当プライバシーには配慮している。
例えば、初回から振り込みで融資を受ける場合、郵便物が送られてくるのだが(店頭申し込みの場合はこない)、封筒に社名が入ったもので良いかどうか聞かれる。
一人暮らしの場合は問題ないだろうが、家族と同居の場合はこれがものすごく気になるものだ。
特に親が勝手に封筒を開けてしまうような場合、封筒が送られてくるというだけで申し込みをためらう人も多いだろう。
それくらいデリケートな問題なのである。
また、大手の消費者金融では、勤務先などに在籍確認の電話が入る事が多いが、学生ローンの場合、それはまずない。
よって、学生ローンは大手と比較しても、何ら遜色のないもおと言えるだろう。

それ以前に審査が通らなければ元も子もないわけで、比較のしようがないのかもしれないが、まずは審査が通るという事が前提条件となるので、学生ならば学生ローンの利用をお勧めする次第である。